やすらぎの苔のカップ
Studio Oyama(スタジオ オヤマ)は、スウェーデンで活動する陶芸家、大矢真義さん(以下、マサさん)のブランドです。
店主がスウェーデン ストックホルムの陶磁器ギャラリーを訪れたとき、 目が釘付けになった素敵なコーヒーカップがありました。
北欧らしいシンプルなフォルムに、グラフィカルな美しいパターン。
それが、Studio Oyama のものでした。
日本 × スウェーデン。
2つの国の文化、デザイン、工芸、感性、経験が、彼の中でミックスされ、かたちになるのでしょう。
多くの作家の作品の中で、さりげなく、しかし強く、個性が光っていました。
日本で陶芸を学んだ後、スウェーデンに渡ったというマサさん。
海外でさらに羽ばたこうとする若者、素晴らしいじゃないですか。
スウェーデンで高く評価され、2019年にはイェーテボリのアーティストから選ばれる文化賞を受賞したり、2021年はユニクロ イェーテボリ店のアンバサダーに起用されたり、と大活躍されています。
日本でもじわじわと注目を集めるようになってきています。
こちらは、その Studio Oyama デザインの、それは素敵なティーカップ。
Grön Mossa コーヒーカップのひと回り大きいバージョンです。
名前の「Grön Mossa」は、英語だと green moss、緑色の苔の意味です。
スウェーデンの森深く、生き生きとした春の苔をイメージしています。
その苔の色を再現できないかと、マサさんと日本の東海の陶工の方とで開発した、まったく新しい釉薬です。
確かに、こんな表情の焼き物は見たことがありません。
緑色は苔を、黒っぽい部分は苔の合間に見え隠れする地面や落ち葉を表現しているそうです。
実物は画像よりももう少し暗めに感じられるかもしれませんが、見ていると本当にやすらぎます。
なんというか、格調高ささえ感じさせる素敵な苔釉です。
釉薬のおもしろさだけでなく、そのかたちにもぜひ注目してみてください。
シンプルに見えて、縦横比のバランスの絶妙さが、ただものではありません。
ほっとする親しみやすさと、完璧なデザインの緊張感、その両方が重なる数ミリのゾーンをねらっているように思えます。
取っ手もしかり。
ただ丸くすりゃいいってもんじゃない。やたらエッジを利かせればいいってもんじゃない。
しっかり持ちやすく、キリッと美しく、バランスのよいデザインです。
紅茶用ですが、コーヒーやスープを多めに飲みたいときにもおすすめです。
そうそう、こちらには
お揃いのサイドプレートもあります♪
※寒い季節に急に熱湯を注ぐと、割れたりヒビが入ったりすることがまれにあります。ぬるま湯で温めてからご使用ください。
熱くなったカップを、急に冷たいところに置いた場合も同様なことが起きる場合があります。急な加熱、急な冷却はお避けください。
95度を超える設定のポットのお湯、沸騰した100度の熱湯は注がないようにしてください。
- セラミック
- 直径8.5 cm x 高さ7 cm
- 容量200 ml
- 食器洗浄機対応
- 電子レンジの使用はお避けください